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活動報告

岩手県田野畑村で(大人の)食育イベント開催

2016年2月25日岩手県田野畑村食生活改善Gの方々に講義と調理指導をさせていただきました。

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田野畑村は北山崎のある美しい場所。海と山の幸が豊富な「手つかずの自然が残る場所」です。生産物、採取物がすべて健康食材です。

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健康福祉課長よりご挨拶。

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そのあと1時間講演。食と健康の話、生きていく上でのアンチエイジング医学的心構えなど。皆さん熱心にお話を聞いてくださいました。保健師、看護師の方々も聴講してくださいました。

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S-farmの渡邉さんから田野畑の自然環境のすばらしさ、そこで生産される食材の可能性などコメントいただきました。

 

そのあと調理実習。

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本日のレシピ:作るのにはわけがある!

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1.       茎わかめのピクルス

テーマ:調味料的漬物(しょっぱいだけが漬物にあらず)

 

2.       わかめのペペロンチーノ(分量1名分)

テーマ:正しい糖質ダイエット

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3.       春の三陸スープ

テーマ:塩味ひかえめ、素材の味を引き出す

 

4.       ヘルシーライスバーガー(にぎらず)

テーマ:肉食を減らす。

 

ほとんどが田野畑の食材です。特に海藻は優品です。産地表示は三陸産わかめとしか表示できませんが北緯40度の三陸沿岸ワカメは品質が違います。

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食改の方々は手慣れたものです。

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私も割烹着で参戦。

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試食会では「レシピを見たときは、これだけ??」という印象でしたが、調理して、そして食べてみたら驚きだったとのことです。

田野畑2月25日

 

素材がよければシンプルな料理で充分味わい深いですし、塩などの塩辛さはむしろ邪魔になるのです。

 

今後も交流をかせね、健康食材⇒美しい自然⇒健康になれる場所 としての価値を作っていこうと約束を交わしました。

Medical restaurant in Osaka

2016年2月11日大阪市欧来食堂Tanakaで開催させて頂きました。

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岩手県が誇る健康食材:山葡萄ジュースと寒締めほうれん草。関西では本物を見かけることはないでしょう。

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まずは恒例の試飲、試食。

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山葡萄ジュースは個性がハッキリしたこの4品。

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ほうれん草は寒締め2種と縮みほうれん草1種、そして赤根ほうれん草。

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皆さんが真剣です。

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そのあとは田中シェフのお料理を楽しむ会。野菜ソムリエ認定レストランなだけに野菜の取り扱いは熟知されています。

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岩手の食材が満載。田中シェフのマインドとスキルが弾けます。

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寒さにあたるごとに増加するフラボノイド、そして味わい。

岩手の大地と品種交配されていない山葡萄のテロワール。

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感じていただけたら幸いです。

 

寒じめほうれん草フェスティバル2016開催

寒じめほうれん草フェスティバル2016開催いたしました。県内の野菜ソムリエコミュニティーの方々とのコラボです。

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9カ所の地域(農家さん)の寒じめ・縮みほうれん草を生・茹ででブラインドテイスティング、1番と2番に美味しいほうれん草を選んで頂きました。

 

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茹で、生でそれぞれ試食。産地は表示していません。

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医療関係者も参加してくださいました。

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農家さんたちも普段栽培してはいるものの、これだけたくさんのほうれん草を食べたことが無いそうです。

 

 

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寒締めほうれん草研究の第一人者渡辺先生はどのほうれん草を選ぶ・・?

対象として三重県の益荒男ほうれん草と、岩手町西根町の赤根ほうれん草(F1)を、こちらはあらかじめ公表して試食して頂きました。

益荒男ほうれん草

F1赤根

甘いだけのほうれん草なら光と肥料と作物にふさわしい気温があれば可能です。しかし健康増進に役立つほうれん草を作るために、品種では無く栽培技術がものを言います。

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これが寒じめほうれん草栽培技術です。ハウスである程度まで大きく成長させて、そして寒気にさらすとほうれん草は葉っぱを縮め、内部にラジエーターとしての糖をためこみます。また寒冷のストレスは細胞内で酸化ストレスを生じさせますが、ほうれん草は自分自身でフラボノイドやビタミンCといった抗酸化物質を産生し身を守ります。寒じめほうれん草は抗酸化力の強い野菜なのです。

しかも、もともとルテインも豊富ですから、パワーフード葉野菜なのです。

注目されているのは加齢黄斑変性症の予防。黄斑は網膜の中でも強い光が直接あたるスポットで、光の影響で酸化ストレスを強く受ける場所です。黄斑にはルテイン・ゼアキサンチンが集積して光の酸化ストレスを軽減させているそうです。体内では産生できませんから食事からの供給は大切です。

ブルーベリーに注目が集まっていましたが、これからはほうれん草の時代です。

ただ夏季のほうれん草は栄養価・機能性が高くないばかりか、硝酸が蓄積しています。

ほうれん草にはビタミンK、葉酸も豊富ですから、骨のアンチエイジングにも役立ちます。身近なほうれん草、アンチエイジング食材としての「時期・食べるべき品種や栽培法」などまで言及できそうです。無農薬・有機栽培だけにこだわると思わぬピットフォールがあるのです。

大分県の寒じめほうれん草もエントリー。九州でも標高が高い場所で寒じめほうれん草が生産されています。確かに甘いのですが、爽やかな苦み、すなわちポリフェノールの味がしません。ツウが好むほうれん草では無いのです。

ナンバーワンは岩手町久慈地区の寒じめほうれん草でした。

そのあと交流会。

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高橋会長より挨拶

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寒じめほうれん草研究の第一人者渡辺先生の講評。ほうれん草の成分数値と味わいの違いなど感想を頂きました。

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メトロポリタンニューウイング狩野シェフのお料理も抜群でした。

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ロレオール伊藤シェフとメトロポリタン狩野シェフの寒じめほうれん草トーク

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シニア野菜ソムリエ高橋さんの寒じめほうれん草パッケージテクニックの披露

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シニア野菜ソムリエ千田さんのピーマン味噌とほうれん草料理の紹介

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八幡平の寒じめほうれん草農家さんのお話し、など。生産者あっての私たちの健康です。

皆さん喜んで下さいました。楽しかった!食はこうでなくてはいけません。

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来年も開催できるよう準備していきたいと思います。

 

岩手生まれ調理用トマト「にたきこま、すずこま」

岩手大学農学部のご厚意により、岩手生まれの調理用トマト「ニタキコマ、スズコマ」の苗をいただきました。

すずこま

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岩手県下閉伊郡田野畑村の農家「中村さん」「佐藤さん」に栽培をお願いいたしました。

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「栽培経験なし」とはいうものの、野菜の栽培はプロですから、収穫期にはたわわに実りました。

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ロレオールの伊藤シェフが地元の学校給食に応用したり、レストランで提供したり・・・

東京や大阪のレストランイベントでも何度か使用いたしました。

調理用トマトとして可能性大です。

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絆は結ばれ、今年度、ロレオール田野畑としてオープン準備中です。

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オーナーシェフは農水省マスター料理人、伊藤勝康氏です。

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これから大注目の田野畑村は震災後静かに、静かに前にすすんでいます。

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ソウル・オブ・東北の方々との交流も継続したいです。

岩大農学部、農研機構に深く感謝申し上げます。

 

 

 

 

森の診療所メディカルレストラン in Morioka

森の診療所メディカルレストラン in Morioka

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開催しました。〇〇を食べれば健康になる。その解釈は実は容易ではありません。大根も食品成分表に記載されている数値では説明されない健康への寄与があるのです。

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色々な領域の方が食の情報を語りますが、総じて間違いではありませんが、身体の中に取り入れられたら、その後どうなるのか、すべての人に当てはまるのか、言及されることは少ないですね。かといって大学教授が正しいのか、といば現実ばなれしていて、およそ農業の未来に結びつくことは少ないのです。いのちは食糧生産の上に成り立ちます。

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私が大事にすることは食材の品質です。同じ大根でもここまで違う!流通担当の渡邉理沙さんと。理沙さんが手にしているのが花つくり大根、宮田が手にしているのが安家地大根。

さて今回もAVAZのシェフが野菜たっぷりのメニューを料理してくださいました。

前菜:きのこの辛味大根和え、とりささみと大根のなます風、地大根のエゴマバーニャカウダ

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サラダ:地大根とりんごのサラダ

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パスタ:タラとカボチャ(飯舘っ子)白菜のクリームパスタ

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メイン:鮭のポワレと安家地大根

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デザート:アップルパイ

デザート

次回は3月5日です。