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活動報告

3月27日岩手県軽米町で地元健康食材のイベントを開催

3月27日岩手県軽米町で地元健康食材のイベントを開催しました。雑穀、えごま油の産地であり、優品を生産しています。町長、住民のかた70名くらい参加してくださいました。

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まず雑穀、えごま、そして古くからつたわる「ところ」について、医学的な解説を加えました。

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会場のご婦人が「昔からところにはすてるところが無い」と言われていたそうです。

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ひき続きマスター料理人伊藤勝康シェフによる雑穀料理のデモンストレーション。

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雑穀入りハンバーグ根菜ソース

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雑穀プディング

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美味しそうな香りが会場にあぶれ皆さん笑顔でした。

 

作成したパンフレットも会場でお配りできました。翌日、地元紙に掲載。

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このイベントをもちまして2年間の農水省医食福農連携事業は完了です。

 

メンバーの方々、訪問先の方々、本当にお世話になりました。

 

活動の件は某大学の教授のヒアリングもあり、社会に何らかの形で反映されていくものと思います。

 

代表としての雑感をひとこと。

 

食の飽和は不幸な事実です。沢山つくって沢山売る、安い材料を海外からかき集め、ともかく規格にあった、利益を確保した食の数々、そして余剰分は廃棄。廃棄のロスを勘案した価格設定。その結果、国民の健康が害されているのであれば食害です。食害の元凶は利益重視の企業。しかし医療関係者は感知せず、おのれの保険診療の道をまい進しています。

 

しかしどうでしょう。国家資格を駆使して仕事を得ているのであれば、国民のために医療機関の枠をこえて仕事をしていくことは責務ではないでしょうか?

 

保健診療以外の医療、保険外診療について、自由診療、あるいは代替医療の指揮監督者としてこれまでのスキルを応用していけるものと思います。

 

2年間ありがとうございました。

メディカル・ランチ in Tokyo Vol.3

3月13日東京日本橋わなびばで開催しました。

 

今回3回目。岩手県の雑穀と山葡萄をもとに、穀類をとる意義、ポリフェノールのとらえ方、低糖質ダイエットの弊害を解説しました。

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作成したレシピ集は雑穀の健康食材としての意味合いを解説しています。もう「雑穀は糖質ですよね」などどは言わせない、食の「チカラ」を医学的な意味合いも含めています。雑穀取り扱い説明は岩手の伝統料理の第一人者「梅津先生」に登場してもらいました。

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まずは山葡萄の試飲。4か所の山葡萄テロワールを感じていただきました。

 

お料理は今回も岩手の食材満載。

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サクラマスと岩手の地野菜のサラダ

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ほうれん草の厚焼きオムレツ

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杜仲茶ポークと北あかりのグリル

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アサリと菜の花の雑穀リゾート

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山葡萄ピュレのシフォンケーキ

 

皆さん喜んでくださいました。

 

参加者の方に「医師の語る食ということで、細かいデータとか、しまいにはサプリメントの話をするかと思ったけど、産地の話とか食材そのものにフォーカスした話でとても分かりやすく楽しかったと感想を語ってくださいました。

 

都内で調剤薬局のチェーン店を経営する方が参加、その調剤薬局には栄養士がスタッフでいるそうです。これからも連携していきたいです。とても良い会になりました。

 

岩手県田野畑村で(大人の)食育イベント開催

2016年2月25日岩手県田野畑村食生活改善Gの方々に講義と調理指導をさせていただきました。

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田野畑村は北山崎のある美しい場所。海と山の幸が豊富な「手つかずの自然が残る場所」です。生産物、採取物がすべて健康食材です。

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健康福祉課長よりご挨拶。

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そのあと1時間講演。食と健康の話、生きていく上でのアンチエイジング医学的心構えなど。皆さん熱心にお話を聞いてくださいました。保健師、看護師の方々も聴講してくださいました。

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S-farmの渡邉さんから田野畑の自然環境のすばらしさ、そこで生産される食材の可能性などコメントいただきました。

 

そのあと調理実習。

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本日のレシピ:作るのにはわけがある!

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1.       茎わかめのピクルス

テーマ:調味料的漬物(しょっぱいだけが漬物にあらず)

 

2.       わかめのペペロンチーノ(分量1名分)

テーマ:正しい糖質ダイエット

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3.       春の三陸スープ

テーマ:塩味ひかえめ、素材の味を引き出す

 

4.       ヘルシーライスバーガー(にぎらず)

テーマ:肉食を減らす。

 

ほとんどが田野畑の食材です。特に海藻は優品です。産地表示は三陸産わかめとしか表示できませんが北緯40度の三陸沿岸ワカメは品質が違います。

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食改の方々は手慣れたものです。

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私も割烹着で参戦。

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試食会では「レシピを見たときは、これだけ??」という印象でしたが、調理して、そして食べてみたら驚きだったとのことです。

田野畑2月25日

 

素材がよければシンプルな料理で充分味わい深いですし、塩などの塩辛さはむしろ邪魔になるのです。

 

今後も交流をかせね、健康食材⇒美しい自然⇒健康になれる場所 としての価値を作っていこうと約束を交わしました。

Medical restaurant in Osaka

2016年2月11日大阪市欧来食堂Tanakaで開催させて頂きました。

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岩手県が誇る健康食材:山葡萄ジュースと寒締めほうれん草。関西では本物を見かけることはないでしょう。

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まずは恒例の試飲、試食。

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山葡萄ジュースは個性がハッキリしたこの4品。

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ほうれん草は寒締め2種と縮みほうれん草1種、そして赤根ほうれん草。

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皆さんが真剣です。

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そのあとは田中シェフのお料理を楽しむ会。野菜ソムリエ認定レストランなだけに野菜の取り扱いは熟知されています。

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岩手の食材が満載。田中シェフのマインドとスキルが弾けます。

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寒さにあたるごとに増加するフラボノイド、そして味わい。

岩手の大地と品種交配されていない山葡萄のテロワール。

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感じていただけたら幸いです。

 

寒じめほうれん草フェスティバル2016開催

寒じめほうれん草フェスティバル2016開催いたしました。県内の野菜ソムリエコミュニティーの方々とのコラボです。

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9カ所の地域(農家さん)の寒じめ・縮みほうれん草を生・茹ででブラインドテイスティング、1番と2番に美味しいほうれん草を選んで頂きました。

 

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茹で、生でそれぞれ試食。産地は表示していません。

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医療関係者も参加してくださいました。

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農家さんたちも普段栽培してはいるものの、これだけたくさんのほうれん草を食べたことが無いそうです。

 

 

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寒締めほうれん草研究の第一人者渡辺先生はどのほうれん草を選ぶ・・?

対象として三重県の益荒男ほうれん草と、岩手町西根町の赤根ほうれん草(F1)を、こちらはあらかじめ公表して試食して頂きました。

益荒男ほうれん草

F1赤根

甘いだけのほうれん草なら光と肥料と作物にふさわしい気温があれば可能です。しかし健康増進に役立つほうれん草を作るために、品種では無く栽培技術がものを言います。

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これが寒じめほうれん草栽培技術です。ハウスである程度まで大きく成長させて、そして寒気にさらすとほうれん草は葉っぱを縮め、内部にラジエーターとしての糖をためこみます。また寒冷のストレスは細胞内で酸化ストレスを生じさせますが、ほうれん草は自分自身でフラボノイドやビタミンCといった抗酸化物質を産生し身を守ります。寒じめほうれん草は抗酸化力の強い野菜なのです。

しかも、もともとルテインも豊富ですから、パワーフード葉野菜なのです。

注目されているのは加齢黄斑変性症の予防。黄斑は網膜の中でも強い光が直接あたるスポットで、光の影響で酸化ストレスを強く受ける場所です。黄斑にはルテイン・ゼアキサンチンが集積して光の酸化ストレスを軽減させているそうです。体内では産生できませんから食事からの供給は大切です。

ブルーベリーに注目が集まっていましたが、これからはほうれん草の時代です。

ただ夏季のほうれん草は栄養価・機能性が高くないばかりか、硝酸が蓄積しています。

ほうれん草にはビタミンK、葉酸も豊富ですから、骨のアンチエイジングにも役立ちます。身近なほうれん草、アンチエイジング食材としての「時期・食べるべき品種や栽培法」などまで言及できそうです。無農薬・有機栽培だけにこだわると思わぬピットフォールがあるのです。

大分県の寒じめほうれん草もエントリー。九州でも標高が高い場所で寒じめほうれん草が生産されています。確かに甘いのですが、爽やかな苦み、すなわちポリフェノールの味がしません。ツウが好むほうれん草では無いのです。

ナンバーワンは岩手町久慈地区の寒じめほうれん草でした。

そのあと交流会。

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高橋会長より挨拶

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寒じめほうれん草研究の第一人者渡辺先生の講評。ほうれん草の成分数値と味わいの違いなど感想を頂きました。

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メトロポリタンニューウイング狩野シェフのお料理も抜群でした。

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ロレオール伊藤シェフとメトロポリタン狩野シェフの寒じめほうれん草トーク

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シニア野菜ソムリエ高橋さんの寒じめほうれん草パッケージテクニックの披露

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シニア野菜ソムリエ千田さんのピーマン味噌とほうれん草料理の紹介

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八幡平の寒じめほうれん草農家さんのお話し、など。生産者あっての私たちの健康です。

皆さん喜んで下さいました。楽しかった!食はこうでなくてはいけません。

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来年も開催できるよう準備していきたいと思います。