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活動報告

いわて山葡萄テロワール・復興の後押し

岩手県の東側は日本で一番古い地質です。

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大陸から伝播してきた山葡萄はこの古い岩手の大地に良く適合し森林で生息、どの地域より良い山葡萄へと進化していきました。

 

そこにしかないもの。これが地域の最もウリになるものです。野生種(山どり選抜)山葡萄の位置づけをしっかり行い、大地の味わい(テロワール)から地域の魅力を発信するという活動です。

 

85日ロレオール田野畑で北三陸食材研究会の方々に山葡萄原液三種を試飲していただきました。うち2種は交配種ですが、それについても生産者によって味わいが違います。

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924日第2回目の田野畑。山どり選抜山葡萄を栽培している2代目農家さんを訪問しました。大事にしたい品種です。

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そのあとロレオール田野畑で山葡萄ワインの飲み比べと伊藤シェフの特製コース料理。

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採れたての大地と海の味わいに野性味あふれる山葡萄ワインは良くあいます。

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田野畑村役場の方々とも交流できました。良いものを作り商品にして地域を活性化する、山葡萄をその戦術として大事に育てていきます。コアになるもの、それは山葡萄をはぐくむ環境を守ることです。

 

いわて山葡萄テロワール:山葡萄原液・ワイン飲み比べ&スペシャルディナー

台風10号の被害にあわれた方々には心からお見舞い申し上げます。なんとか生産できる作物を発展させていきたい一心で、一旦、延期になりましたイベントを再度企画いたしました。

「テロワール」とは生育地の地理、地勢、気候による特徴をさすフランス語です。岩手は山葡萄の産地ですが、岩手で山葡萄が息づいている深い理由があります。アンチエイジング食としても評価の高い山葡萄を知り、味わうことで山葡萄の価値を再発見しませんか?

 

日時: 2016年9月24日(土)15:00~19:00

場所: ロレオール田野畑 ※集合は田野畑駅

(住所:下閉伊郡田野畑村明戸309−5)

会費:  4,500円(料理、飲み物、税込)

定員: 20名(要予約)

プレゼンター:宮田恵(抗加齢医学認定医、シニア野菜ソムリエ)

締切: 2016年8月31日(水)

 

【スケジュール】

15:00~ @山葡萄畑

三陸鉄道北リアス線田野畑駅集合

山葡萄畑の見学

 

16:00~ @ロレオール田野畑

山葡萄ジュース・ワイン飲み比べ

山葡萄についてのお話し

講師:宮田恵(医師/シニア野菜ソムリエ)

ビデオレター:松田 宰

(ソムリエ/ワインバーアッカトーネオーナー)

伊藤シェフによるスペシャルディナー

 

【参考情報】

  • 宿泊場

・ホテル羅賀荘( http://www.ragaso.jp/  0194-33-2611 ) 会場より車で10分

・北山崎白花シャクナゲ荘( http://www.shokokai.or.jp/03/0348411122/index.htm  0194-33-2085)

・ひらいが海荘( http://www.hiraigakaiso.com/  0194-33-2456) 会場より車で5分

 

  • 交通

盛岡行最終 18:12田野畑駅発→18:58宮古駅着

【106急行バス】19:05宮古駅前発→21:20盛岡駅着

宮古行 【三陸鉄道】19:09田野畑駅発→19:56宮古駅着 /      20:22田野畑駅発→21:09宮古駅着

久慈行 【三陸鉄道】20:22田野畑駅発→21:06久慈駅着 /      21:17田野畑駅発→22:01久慈駅着

 

【翌日のオプション】

1)ノルディックウォーク@北山崎

宮田恵(全日本ノルディックウオーク連盟公認指導員)

2)トレイルランニング@北山崎

渡邉里沙(七時雨トレイルランニングクラブ)

 

いずれも9時北山崎駐車場集合で1時間ほど。

参加費無料。ノルディックウォーク用のポールが必要な方は事前にお知らせください。

3月27日岩手県軽米町で地元健康食材のイベントを開催

3月27日岩手県軽米町で地元健康食材のイベントを開催しました。雑穀、えごま油の産地であり、優品を生産しています。町長、住民のかた70名くらい参加してくださいました。

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まず雑穀、えごま、そして古くからつたわる「ところ」について、医学的な解説を加えました。

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会場のご婦人が「昔からところにはすてるところが無い」と言われていたそうです。

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ひき続きマスター料理人伊藤勝康シェフによる雑穀料理のデモンストレーション。

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雑穀入りハンバーグ根菜ソース

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雑穀プディング

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美味しそうな香りが会場にあぶれ皆さん笑顔でした。

 

作成したパンフレットも会場でお配りできました。翌日、地元紙に掲載。

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このイベントをもちまして2年間の農水省医食福農連携事業は完了です。

 

メンバーの方々、訪問先の方々、本当にお世話になりました。

 

活動の件は某大学の教授のヒアリングもあり、社会に何らかの形で反映されていくものと思います。

 

代表としての雑感をひとこと。

 

食の飽和は不幸な事実です。沢山つくって沢山売る、安い材料を海外からかき集め、ともかく規格にあった、利益を確保した食の数々、そして余剰分は廃棄。廃棄のロスを勘案した価格設定。その結果、国民の健康が害されているのであれば食害です。食害の元凶は利益重視の企業。しかし医療関係者は感知せず、おのれの保険診療の道をまい進しています。

 

しかしどうでしょう。国家資格を駆使して仕事を得ているのであれば、国民のために医療機関の枠をこえて仕事をしていくことは責務ではないでしょうか?

 

保健診療以外の医療、保険外診療について、自由診療、あるいは代替医療の指揮監督者としてこれまでのスキルを応用していけるものと思います。

 

2年間ありがとうございました。

メディカル・ランチ in Tokyo Vol.3

3月13日東京日本橋わなびばで開催しました。

 

今回3回目。岩手県の雑穀と山葡萄をもとに、穀類をとる意義、ポリフェノールのとらえ方、低糖質ダイエットの弊害を解説しました。

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作成したレシピ集は雑穀の健康食材としての意味合いを解説しています。もう「雑穀は糖質ですよね」などどは言わせない、食の「チカラ」を医学的な意味合いも含めています。雑穀取り扱い説明は岩手の伝統料理の第一人者「梅津先生」に登場してもらいました。

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まずは山葡萄の試飲。4か所の山葡萄テロワールを感じていただきました。

 

お料理は今回も岩手の食材満載。

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サクラマスと岩手の地野菜のサラダ

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ほうれん草の厚焼きオムレツ

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杜仲茶ポークと北あかりのグリル

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アサリと菜の花の雑穀リゾート

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山葡萄ピュレのシフォンケーキ

 

皆さん喜んでくださいました。

 

参加者の方に「医師の語る食ということで、細かいデータとか、しまいにはサプリメントの話をするかと思ったけど、産地の話とか食材そのものにフォーカスした話でとても分かりやすく楽しかったと感想を語ってくださいました。

 

都内で調剤薬局のチェーン店を経営する方が参加、その調剤薬局には栄養士がスタッフでいるそうです。これからも連携していきたいです。とても良い会になりました。