【食材紹介】黒米

人の体は食べたもので成り立っているので、何を食べるかは健康にはとっても大切なことですよね。
その食材が生産される時期や、場所、過程などによって味も栄養も異なりますが、ここでは一般的な食材の効能などをご紹介していきます。

今回ご紹介するのは「黒米」。
「紫黒米」や「古代米」ともいわれるもので、白米と一緒に炊くとお赤飯を炊いたような綺麗な色になりますね。

普通の白米に比べて、栄養が豊富で、特に黒い色素である「アントシアニン」は動脈硬化を予防し、発がんの抑制に関係する抗酸化作用に加えて、眼精疲労や視力回復も期待が出来ます。また、弱った脾臓や胃の機能を高める作用があり、食欲不振、消化不良、疲労などの症状の改善にも効果が期待できます。

民間の言い伝えでは、皮膚を滑らかにし、髪の毛は黒くなり若返り効果があると言われています。
黒色食材には若さをキープするための栄養素がたっぷり入っていると言われるので、白米と一緒に炊くなど日常的に取り入れたい食材ですね。

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↓いわてS-FARMでは農薬不使用の黒米を販売しています
http://s-farm.jpn.com/shop/products/detail.php?product_id=52

野菜の学校で岩手の伝統野菜を紹介

格式のある講座で講師を務めさせていただきました。

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スタッフの方がすでに岩手入りして産地の視察や食材調達をされていました。

 

岩手のDNA、岩手で教育を受けて、岩手で地域医療に携わり、子育て、介護、スローフード&野菜ソムリエ活動からの視点で、人の暮らしの目線からの画像を沢山提示してちょっとしたドラマ仕立てで講義をさせていただきました。食材は背景に人の暮らしがあれば立体感が出ます。

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二子里芋(北上)、暮れ坪かぶ(遠野)、地うり(岩泉)、安家地大根(岩泉)、阿房宮(久慈)、雑穀(軽米)を紹介。まぼろしの野菜として早池峰菜、琴畑かぶも。

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日本大学の川手教授(スローフード岩手顧問)が学術的に補足講義をしてくださいました。感謝です。

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大根の食べ比べ

安家地大根、赤城しぐれ、板垣だいこん

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そして今日のテーマ食材のお料理の数々。

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参加者に秋号レシピをお持ち帰りいただきました。

 

皆さん、それぞれの食の領域で活躍されている方々でしたので、良い出会いが沢山ありました。

それから岩手県の雑穀は国内生産のほとんどをまかなっています。9割が輸入品、雑穀の売り上げは伸び悩み、国内生産の主要県岩手県では減反を余儀なくされています。

購入して支援、強調しました。

 

 

 

 

 

骨と筋肉を食からメンテナンス

何歳になっても、自分の足で行きたい場所に自由に移動できること、それは全ての方の願いだと思います。骨、関節、筋肉、神経系、それぞれが健康を維持できるためにも毎日の食事と運動が大事です。

骨と筋肉を食からメンテナンス

支えるための骨
骨の健康での目標は骨折予防ですが、そのためには骨強度の維持が重要です。
骨強度=骨密度X骨質
骨を鉄筋コンクリートに例えると、コンクリートが骨密度、鉄筋が骨質と考えると理解しやすいと思います。骨密度の急激な低下を予防するために必要な栄養素はカルシウム、ビタミンD, ビタミンKなどです。女性ホルモンの減少とともに骨密度も低下する傾向にありますから、健診などで骨密度を定期的に測定し、骨粗鬆症の治療開始時期を逃さないようにしましょう。また、骨質の保持は鉄筋であるコラーゲンの劣化を防ぐことが具体的な方法です。このためには抗酸化(レシピ夏号参照)、抗糖化(パンフレット背面参照)、ホモシステイン代謝が重要です。ホモシステイン代謝を良くするためには葉酸、ビタミンB6,12が重要です。

動かすための筋肉
筋肉量維持のためには運動が最も大事です。筋肉は使用しなければ委縮し筋力低下や運動機能低下に繋がり、転倒や骨折のリスクも高まります。また筋肉は糖代謝にも関わりがありますから生活習慣の治療・予防にも筋量の維持は課題です。高齢になるとさっぱりした食事を好むようになったり、また消化吸収能力が低下しますので、低栄養になる心配があります。良質な必須アミノ酸が豊富な赤身肉などの動物性食品も食べるようにしたいですね。
骨関節の健康は生活の質をより良いものにしてくれます。介護予防においても重要な項目のひとつです。

第2回医食農を語る会

2月の「寒じめほうれん草」に続き、今回は赤の食材パワー。「トマト」それから「アスタキサンチン(植物由来)」について専門の講師をお招きしての勉強会、そして食事を楽しみました。

集合

参加者は医療(医師・薬剤師・理学療法士)、製薬メーカー、それから国立大学体育学部教授、そして生産者、流通、有名な料理家の、まさしく医食農の領域から。

 

食品の品質を科学的に知り、料理へも応用。そこに美味しさ=品質の高さ=健康への寄与という共通認識が生まれます。

 

演題1

アスタリール株式会社 渡邉雅則様「アスタキサンチンのアンチエイジング効果」

スクリーン

解りやすく説得力のある内容。サプリメントも臨床で実績をあげています。

 

演題2

東北農研機構 由比進先生「岩手うまれの調理用トマトの紹介」

由比先生

日本でのトマト文化は生食用。輸入ものの缶詰トマトの消費は多く、調理用トマトの生産と食文化の浸透は課題です。岩手で品種改良された、なつのこま・にたきこま・すずこま はそれぞれの特徴を持っています。

八幡平サーモン

八幡平サーモンの生産者。環境の良い場所できれいな清水で、サーモンには天然のアスタキサンチンをエサとして与えています。サーモンピンクよりもっと赤い八幡平サーモンは健康な魚です。

狩野シェフ

お料理の担当は今回もホテルメトロポリタンニューウイング・モンフレーブの狩野シェフです。赤の食材のオンパレード。高い料理技術があってこそ!

トマト

すずこまトマトの蟹詰め カタロニアソース

サーモン

八幡平サーモンのマリネと彩り野菜サラダ

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赤座海老とビーツのコラボレーション

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真鯛のソテーのすずこまソースと山葡萄ソース

牛肉

紫波もちもち牛モモ肉と単角牛ホホ肉の煮込み人参のロースト

 

赤いフルーツ ハイビスカスゼリー

 

皆さん堪能してくださいました。

 

日本人の身体の変化をとらえる事について、高齢化が進んだということ、肉体労働が減ったということを考慮しなければなりません。

 

数値だけの栄養学がいかに愚か、そしてその考えが輸入品や加工品の入り込む隙をつくってしまっている、ということ、専門家・細分化されすぎた社会に、気づきをもたらしたいです。

Mr.Itoh

クロージング・リマークスは伊藤勝康シェフ

 

次回も繋がります。

 

大切なのは「生産者」

医食農連携とは言っても大事なのは生産してくれる人。消費者(生活者)の対極にあります。 メンバーが活躍しています。まずは8月1日岩手県紫波オガールで開催「産直交流会」。会長は伊藤シェフから挨拶。

伊藤シェフ

そして宮田医師の講演「黄金の国いわて:シニア世代の暮らしが日本の未来を変える」。生産か消費か、社会保障に頼らないシニア世代に期待。そのためには健康長寿です。 宮田講演

そのあとは伊藤シェフと狩野シェフのお料理で交流。やはり美味しい場所には活力が湧いてきます。 狩野シェフ料理 伊藤シェフ料理2

割烹着は暮らしを実践している女性のみ着る事が許されます。 シニア世代は女性の活躍が不可欠。

巨匠

さて日程をかえて伊藤シェフ主催の「岩手の食の未来を語る」サマーキャンプ in 石黒農場。

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岩手の食材、伊藤シェフの手にかかればたちまちキュジーヌ!

未来、熱く語り合うこと翌朝4時。

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のんびりしているが一度始めたら岩手の駆動はすごいぞ!

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岩手県の農業。これからも注目です。