CUISINE MINCEUR ~岩手の食材で毎日~

岩手の機能性食品;青果物の価値を知る 講演会開催します。

基調講演は日本野菜ソムリエ協会理事長:福井栄治氏による「儲かる農業」

講演1:もう一度「食」について考える 医師・野菜ソムリエ上級プロ 宮田恵

講演2:機能性食品とは 岩手生物工学研究センター 矢野明

講演3:薬剤師からみた食からの治療アプローチ 薬剤師 杉田深雪

シンポジウム 岩手県発祥「寒じめ栽培ほうれん草」の機能性表示にむけて

申し込み先;FAX  019-681-1800,  mail  info@iwate-minceur.com

H29年度農水省補助事業健康な食生活を支える地域産業づくり推進事業

寒じめ栽培技術は岩手県発祥の技術です。それを用いた寒締めほうれん草は寒さにあたるほどフラボノイドは増加、またルテイン濃度も高いことが、これまでの多くの研究成果から判明しています。

 

今年度は農水省の補助事業で健康都市づくり支援の事業の採択を受け、主に岩手県久慈地区で事業を展開しています。岩手県の機能性食品活用研究会と協力しあいながらの運営となっています。

 

6月にシンポジウムの共催

 

8月から久慈市の市役所職員様、久慈市市内の金融機関、事業所の方々への講義そして食事調査を行いました。ほうれん草だけでなく、健康維持のために食の多様性が大事であることも同時に啓蒙しています。

 

播種前の農家さんの説明会に出席

 

1028日は岩手の機能性食材青果物の価値を知る~農家さんがつくっている機能性食品~の講演会を予定しています。貴重講演は日本野菜ソムリエ協会理事長様の「儲かる農業」。やはり価値づくり➡農家さんが潤う➡後継者が出てくる。

 

経済の流れも大事です。

札幌で岩手県の山葡萄原液を紹介しました。

札幌で「ワイルドベリー」としての山葡萄をPR

 

新しいハスカップの魅力を語ろう(2017320日札幌エルプラザ4Fで開催)にて岩手の山葡萄をPRしてきました。

 

北海道厚真町の農家さんを訪ねたのが20167月。札幌在住の野菜ソムリエプロ吉川さんのお計らいでした。

 

山口農園の山口さんは幼少期、自生するハスカップを母の命令で食べて美味しいも株に印をつけてくるように(一株100円の報酬だったとか)いわれ、小遣い欲しさに頑張ったとか。のちにその選抜されたハスカップを品種登録したのも、農場を引き継いだ山口さん本人です。

 

自生する山葡萄を選抜し栽培する岩手の農家さんと共通です。そしてワイルドベリーはアンチエイジング食材。経験的に不老不死の実とされたハスカップ、滋養のために飲まれてきた山葡萄。ここでも大いなる共通事項を感じていて、今回、ハスカップのイベントに参加させていただきました。

 

野菜ソムリエプロ吉川さんとの以前からの共通認識。貴重な食材の価値(今回はワイルドベリーの健康食材としての価値)を語り、そして「売る」という段階で価値を反映させること、そしてその結果、農家さんや地域がどのように変化していくのか考えるべき。

 

野菜ソムリエ協会理事長のブランディングやフードツーリズムの講義

ハスカップ生産者、山口さんから栽培の歴史と現状。

札幌在住の薬剤師、北大の研究員でもある中村先生からハスカップの機能性研究の概要報告(325日に厚真町で研究報告詳細の講演会予定とのことでした)。

 

「健康への寄与」の表現は、栄養性機能性の研究を理解する基礎知識が不可欠です。経験的な事実、そしてあふれるネット情報やコマーシャル。語る方も聞く方も〇〇は△△という成分を含んでいるので身体によい、ということで流しています。

 

そうなると△△という成分を含有した健康食品が売り出され、業者が利益を出す。類似の成分は別の植物でも作られていれば、なおさら輸入食材で間に合うのであれば利益率は高くなります。

 

結果、もともとの生鮮食品には思った以上の不可価値が出なくなることも考えられます。

 

山葡萄がその問題を抱えています。機能性は種子に多く含まれていますので、山葡萄搾りかすは産業廃棄物。山葡萄の機能性研究は県内のものはごくわずか。種子にレスベラトロールや低分子プロアントシアニジンが含まれているいう研究はなされたようですが、とはいっても輸入ものの葡萄種子での商品が利益率が高いので、種子は産業廃棄物のまま。地域での産業に結び付くわけではありません。もちろん山葡萄栽培農家さんの収益が増えることもありません。

 

葡萄でのプロアントシアニジン研究論文は沢山でていますので、それを使用して、あたかも山葡萄で研究調査がなされたかのように、山葡萄商品の購買を誘導しているサイトもあるようです。

 

中村先生の研究結果をどのように地域創生に役立てるのか?

 

「ハスカップは女性の加齢のカーブを緩やかにする」この理由を25日の中村先生の講義を聴講された方々がどれだけ理解できたのか?ちょっと気になるのでした。

岩手県の山葡萄原液4種を試飲していただきました。18名の方がアンケートに記載してくださいました。好みはそれぞれ。

1.山葡萄をご存知でしたか?
  知っている
知らない
2.どの山葡萄原液が好みですか?
1 (矢巾) 4
2 (九戸森の貴婦人) 6
3 (田野畑) 2
4 (八幡平こすず) 6
3.1本2000円~3000円の価格について
高い 5 (価値が解らなければ高い、とコメント)
妥当 7
安い 0
4.年代、性別
30代 1名 男性 5名
40代 9名 女性 13名
50代 6名
60代 1名
70代 1名

価格について、価値を知らなければ単なるジュースとして2000円/一本なら高いというお返事は、真摯に受け止めなければなりません。

今後、岩手県で機能性食の研究会が発足します。展開が楽しみです。

山葡萄テロワール in 岩手銀河鉄道青山駅

ここまで山葡萄ワインが一度に集結したことは記憶にありません。メジャーな山葡萄ワインからレアなものまで7種類の山葡萄ワイン。葛巻ワイン、紫波自園自醸ワイン、そして田野畑村からも山葡萄原液、ワインを協賛していただきました。

 

その他、3種類の山葡萄原液を呑み比べしていただきました。

参加者は専門家の方が比較的多かったので、真剣に飲み比べしている姿が印象的でした。

アッカトーネ松田氏の山葡萄ワインへの感性・知識・経験の蓄積からの説明は、岩手県の山葡萄ワインの大きな可能性を私たちに伝えてくださいました。

お料理は今日の特別メニュー、伊藤勝康シェフとびすとろ銀河のチーム。伊藤シェフは三陸沿岸にレストランをオープンしてから三陸の食材の扱いがさらに素晴らしくなりました。三陸にとっても本当に幸運な事です。

ばっけ(蕗の薹)の苦味が山葡萄原液の甘さと酸味に溶け合います。なんだか懐かしい感じ。

鮭の旨みと根菜類が山葡萄ドレッシングでさわやかに癒合

三陸の上質わかめの旨みと歯ごたえが白身魚の淡白さに厚みを加えてくれます。

合鴨に山葡萄とどんぐりのソース。凍み芋の粉のパンケーキを添えて濃厚な山葡萄ワインと。

岩手古来の高級スーツ?胡桃を使用したパンケーキ

伊藤シェフ、名越シェフの連携がもたらした素晴らしいお料理。

機能性に関する研究会が6月に発足するということで、今回も関係者が参加して下さいました。山葡萄種子は廃棄されていますが、機能性は種子に集中。生産⇒加工・醸造、そして機能性食品へと広がりが見えてきました。

さて今年度も渡邉理沙さんを中心に、被災地支援も含め、時間がない中、本当によく頑張ったと思います。来年度も岩手の食材のためにチーム全体で頑張りたいと思います。

 

 

北リアスの食を食べて応援する会 12月6日東京なみへいで開催

北リアスの食を食べて支援する会を126日神田なみへいにて開催しました。定員を上回る方々に参加していただき心から感謝申し上げます。

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北リアス地域とは三陸鉄道北リアス線の走る場所で、北上山地から流れ込んだ養分に富む水が流れ込む北部陸中海岸、親潮と黒潮がぶつかる世界三大漁場でもあり、豊かな食材に恵まれた宝箱のような場所です。

 

まさしく土地の優位性。山葡萄の生産も多い場所です。

 

この場所が台風10号の被害にあい大変な状況が続いています。岩泉町の復興はまだまだですし、短角牛の生産者はこの冬をどのように乗り越えようか、眼前のことで精いっぱいの状況です。

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まずは山葡萄原液・ワイン6種の飲み比べ。

1.      矢巾町(やま採り選抜)

2.      九戸村森の貴婦人(山採り選抜)

3.      九戸村森のしずく(交配種)

 

山葡萄ワイン

1.      岩泉町宇霊羅甘口(交配種:くずまきワイナリー)

2.            辛口(  同上         )

3.      九戸村陽のしずく(山採り選抜:山形県ぶどう酒メーカー)

 

山葡萄原液は明らかに普通の葡萄ジュースとは味の広がりが違います。

 

山葡萄ワインは奇跡的に水害を逃れた岩泉町の貴重なワイン2種。くずまきワイナリーで醸造、甘口は醸造を中断しアルコール度数8%にしたもの。辛口は醸造をひっぱり12%程度にしたもの。そして九戸村の陽のしずくは山形県のブドウ酒メーカーで醸造した度数8%のワイン。

 

お料理も北リアスの食材をふんだんに使用した、素晴らしいメニューの数々。結構、健康的なメニューになりました。

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前菜は南部一郎かぼちゃのペーストを使用したメニューや熊本県の食材も使用されたアラカルト。ワカサギの天ぷら。

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安家地大根を薬味にした蕎麦。

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北リアスの蒸し&グリル野菜。寒じめほうれん草、砂糖かぶ、安家地大根、南部一郎かぼちゃ、山芋。どれもこれも味わいがしっかり出ていて、素材はともかくとして料理人のお野菜の取り扱いの繊細さが出ていました。

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水ダコのカルパッチョ。タコの旨みと野菜がじつによく調和。

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短角牛のグリル。肉の味がしっかり。付け合わせのお野菜も個性的。北リアスのオリジナリティが出ています。

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ウニ味の海鮮鍋と雑炊。良い味がしっかり出ていました。

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デザートは盛岡リンゴ、田野畑産キウイフルーツ。

 

こうしてみると超豪華版で健康的なメニューでした。

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厳しい自然環境だからこそ生産できる食材のすばらしさ、そのなかで過酷な作業をしている生産者に改めて敬意を抱くのでした。地域交流という言葉より東京と地方の共存です。それはいのちの営みとか循環を考えるとごくあたりまえの概念。

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この視点で食からの健康を語り、そして生産者とのつながりを大事にしている岩手の食材で毎日キュイジーヌマンスール。今後もたゆまずに推進してまいります。

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平日にもかかわらず沢山の方々に参加していただきましたこと感謝申し上げます