昨今の食と健康のテーマはカロリーや塩分、糖質がテーマになることが多いようです。
しかし本当にそれだけなのでしょうか?数値があえばそれでよいのであれば輸入食材でも冷凍食品でも良いということになります。
森の診療所としては「植物のチカラ・植物化合物」を大事にした食事療法、すなわち食品成分表には記載されていない項目を重要としています。薬膳、そしてフィトセラピーにも通じます。
春は芽や茎が旬。山菜でも野草でも野山に可食できるものが出てくるシーズン。苦味、アクの正体を解説。すべて悪い成分ではなく、むしろ身体に役立つ成分も多いのです。
野菜か山菜か、はたまた薬味かハーブか薬草か? 勝手に人間が分類しているだけで、どれも植物が光合成して作る成分。美味しさか機能性か薬効か、あるいは毒なのか?今回はそこに着目していただきました。 食事に先立ち講義。科、部位、フィトケミカル、体の中に入ってからは・・・
1・ルッコラ(葉・つぼみ) 2.セルバチカ(葉・つぼみ) 3.浅葱 4.早池峰菜 5.コリアンダー(パクチョイ) どれもこれもすごいパンチです。
そのあとお料理
1.前菜盛
田野畑産合鴨のロースト・雑穀のクスクス仕立てガラムマサラの香り・・・・健康に飼育されて引き締まった合鴨が雑穀の粒粒にマッチ グリーンアスパラ・パプリカの野菜スティック、黒ニンニクディップ・・・旬のアスパラが美味しい スプラウト・ほうれん草・浅葱・干し菊・ボウフウのバーニャカウダ・・・アンチエイジング食材の数々
2.三陸産わかめと魚介のオイルソースパスタ・・旬のワカメが味わい深い
3.二戸産 菜彩鶏と黒平豆のトマト煮込み・・しっかりとコクのある料理
4.苺のデザート 甘茶とともに・・・植物がつくりだした砂糖ではない甘さを持つ植物。
シェフから一言
皆さん笑顔でした。
東京でも29日夜開催します。力のある食材の数々。試食ももちろんあります。