岩手山葡萄テロワール・勉強会 in アッカトーネ

土地があって山葡萄があり、それを絞ったものが山葡萄原液。それを醸造してワインとなる一連の流れの中で、何が本物か、どうすれば理想に近づくのか、という議論なかったことが不思議なくらい。山葡萄の品質と醸造技術、岩手県の課題でもあります。

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ソムリエ松田氏の協力を得て、勉強会を開催いたしました。矢巾町の山葡萄原液、それを辛口スパークリングワインで割って、次は岩泉町宇霊羅(甘・辛)、九戸村陽のしずく、葛巻町リアリティ、そして幻となってしまった2011年岩泉町宇霊羅。

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お料理は高橋シェフによる岩手県の食材を利用した特別メニューです。

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共通言語があり共通認識(知識)があり、そして共通感性がそろったところで語り合う世界は広がります。この3つの要素を持ち得ている方々に参加していただき、山葡萄ワインの素晴らしさを知り、そして目指すべき山葡萄ワインの方向性が見えてきたようです。

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今後は山葡萄テロワールの輪が広ろげ、そして世界に誇れる山葡萄ワインが生まれるまで、私たちはともに活動していきたいと思います。

いわて山葡萄テロワール・復興の後押し

岩手県の東側は日本で一番古い地質です。

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大陸から伝播してきた山葡萄はこの古い岩手の大地に良く適合し森林で生息、どの地域より良い山葡萄へと進化していきました。

 

そこにしかないもの。これが地域の最もウリになるものです。野生種(山どり選抜)山葡萄の位置づけをしっかり行い、大地の味わい(テロワール)から地域の魅力を発信するという活動です。

 

85日ロレオール田野畑で北三陸食材研究会の方々に山葡萄原液三種を試飲していただきました。うち2種は交配種ですが、それについても生産者によって味わいが違います。

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924日第2回目の田野畑。山どり選抜山葡萄を栽培している2代目農家さんを訪問しました。大事にしたい品種です。

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そのあとロレオール田野畑で山葡萄ワインの飲み比べと伊藤シェフの特製コース料理。

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採れたての大地と海の味わいに野性味あふれる山葡萄ワインは良くあいます。

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田野畑村役場の方々とも交流できました。良いものを作り商品にして地域を活性化する、山葡萄をその戦術として大事に育てていきます。コアになるもの、それは山葡萄をはぐくむ環境を守ることです。