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活動報告

岩手の素晴らしい食材をPR(サロン・デュ・イーハトーヴ)

2月8日東京虎の門ヒルズにて岩手の食材の大商談会が開催されました。プロの料理家向けで、小規模でも特徴ある生産者が集結しました。

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会場はピルエット、オープン・キッチンがとても清潔です。

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住田町れい菜、坂本赤カブ。

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ホロホロ鳥石黒農園

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南部一郎かぼちゃ

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寒じめほうれん草

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早池峰菜

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短角牛

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八幡平サーモン

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大槌ホタテ、奥は田野畑村のわかめ

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雫石・在来作物の名手田村さん

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遠野ふるさと野菜高橋さんはシニア野菜ソムリエ

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原木しいたけ

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スプラウト野菜は安藤さんOLYMPUS DIGITAL CAMERA

住田の若者は頼りになります。

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矢越カブ

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そして田野畑村からはわかめ、合鴨、牛乳、トウスケボウフウの根っこ

みなさんが「いい顔」していました。写真だけで十分、説明はいらないでしょう。素晴らしい岩手の食材の数々です。

 

 

寒じめほうれん草試食会&今期No.1決定会

寒じめ栽培を施した寒じめほうれん草は美味しく、栄養性・機能性も優れている、という事実はすでに東北農研機構での研究や調査で明らかになっていました。

 

しかし、品種改良でカタチだけ縮んだほうれん草が関東圏エリアで量産されており、寒じめほうれん草は価格競争でとても不利です。

 

寒じめ栽培により栄養価・機能性が向上するので、それだけで価値があります。積雪地帯での栽培は管理するほうもかなりの労力が必要で、価格に反映されないため栽培農家さんも少なくなってきました。

 

良い野菜を栽培して欲しい。価値を創造するためのイベントです。

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6種類の寒じめ栽培ほうれん草、県外の縮みほうれん草2種、これらをブラインドで食べ比べて一番美味しいを投票していただきました。

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参加者はシェフや野菜ソムリエさん、農家さん、流通の方、それぞれ違いのわかる人たちです。一般の参加者でも昨年の寒じめほうれん草勉強会に参加してくださった方も多く、審査員としては申し分ありません。

 

結果は岩手県八幡平市の農家さんがNo.1でした。数日後圃場を訪ねました。

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ハウス周囲の除雪が何より大変。この寒さがあってこその栽培技術なのです。

 

毎日ほうれん草を食べるとして、価格は同じでも栄養価・機能性が半分だったら・・・健康への影響も違った結果となるでしょう。

 

寒じめ栽培ほうれん草は岩手県の自慢できる健康食材の一つです。

レシピ冬号が出来ました。

年4回作成の予定で進めておりましたレシピ集ですが冬号が完成しました。

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今回は認知症を食から予防するための知識、それから脂質バランスです。野菜の情報については、寒じめほうれん草の正しい定義とアンチエイジング食材としての知識を掲載しています。

伝統野菜は住田町の坂本赤カブです。山葡萄ジュースについても情報ありますので今回は密度が濃い内容となっています。

県内医療機関、大阪と奈良の歯科医院にも置いていただいています。見つけたらお持ち帰りくださいね。

まずは医療職の方々に美味しい!と健康的な価値(治療的な価値)はオーバーラップすることを知っていただきたいですね。

野菜の学校で岩手の伝統野菜を紹介

格式のある講座で講師を務めさせていただきました。

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スタッフの方がすでに岩手入りして産地の視察や食材調達をされていました。

 

岩手のDNA、岩手で教育を受けて、岩手で地域医療に携わり、子育て、介護、スローフード&野菜ソムリエ活動からの視点で、人の暮らしの目線からの画像を沢山提示してちょっとしたドラマ仕立てで講義をさせていただきました。食材は背景に人の暮らしがあれば立体感が出ます。

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二子里芋(北上)、暮れ坪かぶ(遠野)、地うり(岩泉)、安家地大根(岩泉)、阿房宮(久慈)、雑穀(軽米)を紹介。まぼろしの野菜として早池峰菜、琴畑かぶも。

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日本大学の川手教授(スローフード岩手顧問)が学術的に補足講義をしてくださいました。感謝です。

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大根の食べ比べ

安家地大根、赤城しぐれ、板垣だいこん

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そして今日のテーマ食材のお料理の数々。

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参加者に秋号レシピをお持ち帰りいただきました。

 

皆さん、それぞれの食の領域で活躍されている方々でしたので、良い出会いが沢山ありました。

それから岩手県の雑穀は国内生産のほとんどをまかなっています。9割が輸入品、雑穀の売り上げは伸び悩み、国内生産の主要県岩手県では減反を余儀なくされています。

購入して支援、強調しました。

 

 

 

 

 

第2回医食農を語る会

2月の「寒じめほうれん草」に続き、今回は赤の食材パワー。「トマト」それから「アスタキサンチン(植物由来)」について専門の講師をお招きしての勉強会、そして食事を楽しみました。

集合

参加者は医療(医師・薬剤師・理学療法士)、製薬メーカー、それから国立大学体育学部教授、そして生産者、流通、有名な料理家の、まさしく医食農の領域から。

 

食品の品質を科学的に知り、料理へも応用。そこに美味しさ=品質の高さ=健康への寄与という共通認識が生まれます。

 

演題1

アスタリール株式会社 渡邉雅則様「アスタキサンチンのアンチエイジング効果」

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解りやすく説得力のある内容。サプリメントも臨床で実績をあげています。

 

演題2

東北農研機構 由比進先生「岩手うまれの調理用トマトの紹介」

由比先生

日本でのトマト文化は生食用。輸入ものの缶詰トマトの消費は多く、調理用トマトの生産と食文化の浸透は課題です。岩手で品種改良された、なつのこま・にたきこま・すずこま はそれぞれの特徴を持っています。

八幡平サーモン

八幡平サーモンの生産者。環境の良い場所できれいな清水で、サーモンには天然のアスタキサンチンをエサとして与えています。サーモンピンクよりもっと赤い八幡平サーモンは健康な魚です。

狩野シェフ

お料理の担当は今回もホテルメトロポリタンニューウイング・モンフレーブの狩野シェフです。赤の食材のオンパレード。高い料理技術があってこそ!

トマト

すずこまトマトの蟹詰め カタロニアソース

サーモン

八幡平サーモンのマリネと彩り野菜サラダ

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赤座海老とビーツのコラボレーション

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真鯛のソテーのすずこまソースと山葡萄ソース

牛肉

紫波もちもち牛モモ肉と単角牛ホホ肉の煮込み人参のロースト

 

赤いフルーツ ハイビスカスゼリー

 

皆さん堪能してくださいました。

 

日本人の身体の変化をとらえる事について、高齢化が進んだということ、肉体労働が減ったということを考慮しなければなりません。

 

数値だけの栄養学がいかに愚か、そしてその考えが輸入品や加工品の入り込む隙をつくってしまっている、ということ、専門家・細分化されすぎた社会に、気づきをもたらしたいです。

Mr.Itoh

クロージング・リマークスは伊藤勝康シェフ

 

次回も繋がります。